宮崎太陽農園

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2025/04/30
皆さん、こんにちは。
宮崎太陽農園スタッフです。

毎日ぽかぽかと心地の良い日が続きますね。
私は春の季節が一番好きです。
花々が色鮮やかに咲き、天気もあたたかくて最高です。
一方で、春は花粉症で辛い!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
毎日ティッシュに顔をうずめて苦しむ先輩を見ていると、
私もいつ花粉症になってしまうのだろうと戦々恐々としています。
できれば一生縁がないままでいたいですね。

今回はそんな花粉症とトマトのお話です。



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花粉症とは、体内に侵入した花粉に対して免疫が過剰に働き、
くしゃみや鼻水などのアレルギー症状が出ることをいいます。
その症状のほとんどは花粉が飛散する時期にのみ起こり、
それ以外の時期には落ち着きます。
cedar-pollen.png

スギやブタクサなど様々な植物の花粉が
アレルゲンとして確認され、その数は60種以上と
されています。
現代は2~5人に1人が花粉症とされ、毎年多くの人が
この時期に苦しんでいます。

そんな花粉症の人が特定の食べ物を口にすると、
アレルギー症状が出る場合があります。
花粉症の人の約20%が経験すると言われており、
食べてすぐ口内にかゆみやしびれなどの症状が出て、
30分程度で自然消失することが多いです。
アレルゲンとなる花粉の成分は一部の果物や野菜と構造が非常に似ており、
食べ物が花粉と誤認されてしまうのです。
このアレルギーを起こす食べ物の代表とされているのがトマト。
トマトとスギ花粉に含まれるたんぱく質の構造が似ており、
スギ花粉アレルギーの人はトマトを食べると
アレルギー症状が出る可能性が高いと言われています。
他、イネ科花粉アレルギーの人はメロンやスイカ、
カバノキ科花粉アレルギーの人はリンゴやモモに注意とされています。
もちろん、同じ花粉由来の花粉症でも反応する食べ物には個人差があります。

それでも美味しいトマトが食べたい!そんな方も多いと思います。
Tomato-and-Minestrone-01.png

その有用な対策が加熱です。
加熱されると熱によってたんぱく質の構造が変化し、
花粉の構造と似ていない状態となります。
よって、アレルギー症状が非常に出にくくなるのです。
アレルゲンとなるたんぱく質は皮に多く存在しているため、
皮をむいて食べれば問題ない場合もあります。
また、花粉の飛散量が少ない季節では反応が見られなくなることも多いようです。
今はまだ症状が無くても、時間とともに発症する可能性が
あると言われていますので、
ふと生の野菜を食べてかゆみに襲われたら、調理法を変えてみましょう。

ここまで書くと花粉症の人はトマトを食べない方がいいと思われるかもしれませんが、
実はトマトに含まれるリコピンにはアレルギー反応を抑制する効果があります。
トマトを食べると花粉症の症状が改善するという研究報告もあがっているようです。
つまり、この時期はトマトをしっかり加熱して食べるのがよい、ということですね。

自身のアレルゲンとなる食べ物をどのように食べれば大丈夫なのかを把握し、
この時期の食事を楽しめるようにしましょう!

今回紹介するレシピは免疫力を高めるとされる魚とキノコをたっぷり使った、
「サバとキノコのトマト煮」です。

■材料(2人分)
Mackerel-stewed-in-tomato-sauce.png

・ミニトマト     6個
・サバ        1切れ
・玉ねぎ       1/2個
・しめじ       1/2株
・トマト缶      1/2缶
・薄力粉       適量
・にんにく      1/2欠片
・しょうが      1/2欠片
・オリーブオイル   適量
・白ワイン      大さじ2
・コンソメ      1個
・塩、こしょう    少々
・水         50ml



【作り方】

① サバは半分に切り、薄力粉を両面にまぶす
② しょうが、にんにく、玉ねぎをみじん切りにする
③ フライパンにオリーブオイルを引き、サバを両面焼く
④ サバが焼けたら別皿に取り出し、サバを焼いたフライパンでしょうが、にんにく、
  玉ねぎ、しめじをしんなりするまで炒める
⑤ トマト缶、水、白ワイン、コンソメを加え、塩こしょうで味を調える。
⑥ ミニトマトと焼いたサバを加えて蓋をし、弱火で10~15分ほど煮込んで完成!




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今回のブログも最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、来月のブログは諸事情により休載となります。
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それでは、また6月にお会いいたしましょう。









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