宮崎太陽農園

陽のめぐみ

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2022/12/27
皆さんこんにちは。宮崎太陽農園スタッフです。

ふと気が付くと、2022年もあっという間にラストスパートですね、、、!
年末年始は全国的にますます冷え込みが強まるようです。体調を崩さぬよう、どうぞお気を付けください。

そんな年末年始には欠かせないもの。それは「年越しそば」ではありませんか?

夕食として食べるのもよし。
紅白歌合戦を楽しんだのち、年明けとともに食べるのもよし。
そのような、いつも当たり前に食べている年越しそばですが、
そもそも年越しそばがどのようにして誕生したのか、どのような意味があるのか、
意外と知らない方も多いのではないのでしょうか。

今回はそんな年越しそばの意味や歴史のお話と、
ミニトマトを使ったサッパリそばレシピもご紹介いたします♪

それでは、2022年最後のブログ、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。


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まずは年越しそばの誕生からお話をしたいと思います。

時は鎌倉時代頃。博多の承天寺という所で、
年を越せない貧しい方々に「そば餅」をふるまったところ、
そば餅を食べた人は次の年からよい事が起こるようになったそうです。
そこから年末にそばを食べることは縁起がよい!
といううわさが広まり、年を越す前にそばを食べる風習が誕生した。という説があります。
※諸説ありますが。

こうして誕生した「年越しそば」という風習ですが、
今となってはそばを食べるという事にはいろいろな理由があるようです。

・寿命や運が長く続く(細く長いそばの形から)
・その年の災厄を切り捨てて新年に持ち越さない(麺が切れやすい事から)
・当時流行していた「脚気」の予防(ビタミンB1が豊富に含まれていたから)
・金運UP↑↑(金銀細工師が金粉/銀粉を集める際にそばを練ったものを使っていたことから)

年越しそばを食べる=細く長く。という理由が有名だと思いますが、
年越しそばにはたくさんの願いや思いが込められていたのですね。

そしてここからは、そんな「そば」自体にはどんな栄養素が含まれているのかについて、
お話をしていきましょう。

まず、そばには「ルチン」が豊富に含まれており、
ビタミンB群ミネラル等も豊富に含んでいる体に良い食品なんです!

また、白米と比較をしてみると、とてもヘルシーで、タンパク質を豊富に含んでいる食材です。
カロリーや炭水化物の量は少なく、
太りやすさを示す指標にもなる「GI値」は(54程度)となっており、
白米のGI値(84程度)と比較してみると低い数字となっています。

では、そばがどのくらいヘルシーなのかと言いますと、、、
そば1杯の「カロリー」と「炭水化物」は白米の1/2杯程度で、
「食物繊維」の量は、白米5杯分ほどにもなるようです。
そして「たんぱく質」は、白米の1.5杯分となっています。

また、そばに含まれている「ルチン」というポリフェノールの1種ですが、
意外な事に、穀物の中でルチンを含む食品はそばだけなんだそうです。

そしてその他の栄養素を見てみると、
ビタミンB群、カリウム、マグネシウム、リンといったミネラルもたくさん含んでいます。

○「ルチン」のパワー
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・ 毛細血管の働きを強化する
・血管を丈夫にする。
・ビタミンCの吸収を促進する。

○ビタミンB群のパワー
・疲労回復効果があるビタミンB1。
・肌や粘膜の健康を維持するビタミンB2。

他にも、腸内環境を改善する食物繊維が豊富であったりと、
そばには健康には欠かせない栄養素がたくさん含まれています。

最後に、栄養がありつつもカロリーの少ない
「そば」&「ミニトマト」を使った栄養満点なレシピをご紹介いたしましょう♪






おしゃれにアレンジ♪年越しそばレシピ
~ミニトマトのさっぱりぶっかけそば~


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■材料
・そば (1束)
・ミニトマト (2~3個)
・大葉 (1~2枚)
・梅干し (1~2個)
・ゴマ (少々)
・しょうゆ (大匙1)
・みりん (大匙1)
・和風顆粒だし (小匙1/2)
・水 (120ml)


■作り方

① まず、ミニトマトのヘタを取り、水で洗いよく水気を取ります。
  大葉も水で洗い、水気を取りましょう。

② ミニトマトは1/4の大きさに切り、大葉は粗目に千切りにします。

③ みりん/しょうゆ/和風顆粒だし/水)を耐熱容器に入れて
  2~3分加熱し、冷蔵庫で冷たくなるまで冷やしましょう。

④ 鍋でお湯を沸かし、製品に記載されている時間の通りそばをゆでます。

⑤ ゆであがったそばをザルに移し、冷水で洗います。

⑥ よく水気を切ったら皿に移し、混ぜ合わせた調味料をかけ軽く混ぜ、
  ミニトマト/梅/大葉/ゴマをトッピングし完成です♪






、、、いかがでしたでしょうか?
いつも通りのあたたか~い年越しそばでもよいですが、
時にはミニトマトを使ったサッパリとして、栄養満点な年越しそばもオススメです♪

今回は和風アレンジですが、みりん/しょうゆ/和風顆粒だしの代わりに、
オリーブ油/にんにく/バジル/塩&コショウにしていただくと、
一気にイタリアの風薫る年越しそばになるのでお試しくださいませ。


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さて、早いもので2023年の後ろ姿が見えてまいりましたが、
皆様本年も大変お世話になりました。
来年も宮崎太陽農園をどうぞよろしくお願い申し上げます!

それではまた来年、お会いしましょう。




2022/11/28
皆さんこんにちは。
宮崎太陽農園 スタッフです。

地域によっては雪がわずかに降り始め、モノトーンの街に
赤や黄色の彩りを優しく添えていた紅葉はいよいよ散りはじめる季節、
いかがお過ごしでしょうか?

そんな秋から冬への移行期間、
11月は意外と知られていない旬の食材がたくさんあるのですが、
皆さんはいくつご存じですか?

春菊、なめこ、のりなどなど、天然ものであれば
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芋や栗、かぼちゃのような秋代表食材以外にも
たくさんあるんですよ。

今回はこの季節にひっそりと旬を迎える
カリフラワー」の、歴史や栄養について、
お話をしていこうと思います。

そして、ブログの最後には、
栄養満点なミニトマト&カリフラワーを使った
お子様にも、お酒のお供にもピッタリなレシピを
ご紹介いたします♪

それでは、今回も最後まで読んでいただけますと幸いです。



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和名では花野菜、花キャベツ、花ボタンとも呼ばれているカリフラワー。
ちなみにフランス語ではシューフルールと言います。なにかオシャレですよね。

そんなカリフラワーは、
ブロッコリーの突然変異と品種改良により蕾が白くなったものだと言われています。
食用はもちろんですが、観賞用でも栽培されているんですよ。

カリフラワーの原産地は地中海近辺で、
もともとは「ケール」の野生種がルーツだといわれています。
※ケールの突然変異種として、キャベツやブロッコリー、カリフラワーが誕生したのだとか。


日本では明治初期に「鑑賞用」として伝わり、
1960年代頃に食用として普及して行ったそうです。
※カリフラワーは、白だけでなく、紫、黄緑、オレンジなどの色の種類があり
観賞用としてもきれいなんですよ。

そして、カリフラワーが一般的に広まったのは洋食文化ブームの昭和30年代から
昭和50年代にかけてで、
この頃は今よりも多くのカリフラワーが生産されていました。

しかし、、、!
昭和50年代以降、緑黄色野菜ブームが起こったことでブロッコリーは急速に人気が高まり、
今となってはカリフラワーよりも、ブロッコリーが圧倒的に多く生産されているんだそうです。
日本だけで見ると、カリフラワーの生産や消費量は1980年代にはブロッコリーに追い越され、
今ではブロッコリーの10分の1程度になってしまったと言われています、、、。

そんな、ブロッコリーに人気を奪い取られてしまったカリフラワーですが、
実はブロッコリーに負けない栄養がたくさんあるんです!


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カリフラワーにはビタミンCや葉酸、ビタミンKが
豊富に含まれています。
特に、ビタミンCの含有量は
淡色野菜の中でトップクラスです!
※「淡色野菜」とは玉ねぎ、大根、ゴボウ、もやし、レタス、キャベツ等の緑黄色野菜以外のもの。

生食では100gで1日の必要量の「80%」以上が
摂取できるといわれています。
これはすごいですね。
また、カリフラワーに含まれるビタミンCは加熱しても
失われにくいという特性を持っているので、
茹でても1日の必要量の「50%」以上が摂取できるといわれています。

他にも、カリフラワー特有のイオウ化合物の「MATS」や、
血栓を防止してくれるアリルイソチオシアネート、
解毒機能を持つグルコシノレートなどの成分が含まれています。
※「MATS」の力とは
血小板が凝集して、心臓病や脳卒中の原因になるような大きな血栓が出来るのを防ぎ、
小さな血栓だけで血管の傷を修復するという、血小板本来の働きを促してくれる成分で、
カリフラワーは素晴らしい生活習慣病予防効果があると注目されています。


さて、カリフラワーの素晴らしさが分かっていただけたところで、
カリフラワーとブロッコリー、どっちを選んだらいいのか分からない!
という方に違いとそれぞれの栄養成分について、簡単にご説明いたしましょう。

・健康維持やトレーニングをする方にはブロッコリー
 ブロッコリーに含まれるβカロテンには、抗酸化作用があり、
 健康維持や老化防止に役立ちます。
 また、ブロッコリーはたんぱく質を豊富に含んでいるので、
 トレーニングをする方には欠かせない野菜だと言えます。

・美容/高血圧対策にはカリフラワー
 加熱してもビタミンCが失われにくく、
 食物繊維も豊富なカリフラワーは、美容やダイエットに最適ですね。
 また、カリフラワーには塩分を排出する働きがあるカリウムが
 豊富に含まれていることから、高血圧対策にはもってこいの野菜なんです。


いかがでしたでしょうか?
カリフラワーの魅力が分かっていただけたところで、
オススメのミニトマト&カリフラワーレシピをご紹介いたします♪

カリフラワーはサラダやマヨディップだけでなく、
色々なメニューになじんでくれますので、ぜひお試しください。





サクサクほくほく栄養満点!
~ミニトマトとカリフラワーの天ぷら~


■材料

・カリフラワー (1房)
・ミニトマト (お好みの量)
・たまご (1個)
・お水 (150ml)
・薄力粉 (150g)
・揚げ油 (適量)


■作り方

① カリフラワーをささっと洗い、キッチンペーパー等でよく水分を取る。

② ミニトマトのヘタを取り、ささっと洗いキッチンペーパー等でよく水分を取りましょう。

③ カリフラワーを食べやすい大きさに切りましょう。
  ※ミニトマトは切ってから揚げると、水分が出て油が飛び散る危険性がありますので、
   そのままで構いません。

④ ボウルにたまご/お水を入れて、混ぜます。

⑤ 続いて薄力粉を入れてざっくりと混ぜます。
  ※だまが残るくらいでok。薄力粉は混ぜすぎると衣が重たくなり、サクッとした食感に
   ならないので、混ぜすぎないように注意してください。材料は冷えている状態がgoodです。

⑥ カリフラワー/ミニトマトを液に付け、180度前後の高温の油でサラっと揚げます。
  ※ミニトマトは低温でダラダラ揚げると水分が出て飛び散る可能性があるので、高温の油で
   衣に色が付いたらささっと取り出しましょ!

⑦ という事で、皿に盛り付け完成です♪






いかがでしたでしょうか。

カリフラワーはサラダやマヨディップのような生でも美味しいですが、
揚げたり煮込んだりしても甘みが増し、より一層美味しくいただけますよ♪

また、召し上がる際に、普通の塩でも良いですが、
ちょい足しとして「カレー塩」なんて物をかけてもよいですね。
※揚げる前の液にカレー粉を混ぜて揚げても、ほんのりとカレー味になって良いですね。



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さて、早いもので2022年は残り1か月程度となりましたね。
これから日に日に寒さが増し、空気が乾燥します。
そして、年末はいつもよりたくさん食べたり、お酒を飲みすぎたりしますね、、、。

でも大丈夫です。私たちにはミニトマトという強い見方がおります。
ミニトマトに含まれるクエン酸はアルコールでボロボロになった胃腸を守り、
リコピンはアセトアルデヒドの働きを抑制してくれます!

栄養満点な当園のミニトマトを食べていただき、
健康的な身体で年末を迎えましょう!

それでは、また次回お会いしましょう。



2022/10/28
こんにちは、宮崎太陽農園 スタッフです。

台風シーズンは過ぎ去り、街を見渡してみると、
マフラーや薄い上着を羽織っている人を見かけることが多くなってきましたね。

一年の中でとても短い「」真っ最中の10月ですが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

秋と言えば、紅葉かぼちゃと言った季節の食材、
運動会秋祭り等、旬の食材やイベントがたくさんありますね。

そして、あまり知られてないようですが、10月には
十三夜」という月を眺める風習があるんですが、皆さんはご存じですか?(十五夜じゃありませんよ?)

現代の日本では、月を見る日と言えば「十五夜」が一般的かと思いますが、
今回は、古くから伝わる「十三夜」と言う風習について、
お話をしていきたいと思います!

そして記事の最後には、ミニトマトを使った、
冷えた体を温め、栄養満点なレシピをご紹介いたしますので、
ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです♪

それではどうぞ、、、!

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さて、かの有名なイベント、中秋(旧暦8月15日)の十五夜にお月見をする風習は、
実はと言うと、中国の唐で行われていた「観月の宴」というものが始まりとされています。
※観月の宴 とは
→月を眺めながら催す宴。要するにお月見ですね。
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この風習が、平安時代頃に日本に伝わり、
貴族の人々が十五夜を鑑賞し、楽しんでいたそうです。

一方、日本では古くから旧暦9月13日の月(十三夜)も
美しいとされており、
十三夜と十五夜もお月見をするようになったそうです。

この風習が庶民に浸透していったのは江戸時代の頃で、
太陽と比べ、陰を思わせる月は
「お陰さま」に通じると考えられており、
作物に感謝する意味も込めて
お月見をするようになったそうです。

十五夜は中国が起源ですが、
十三夜は日本固有の行事なんだそうです。

また、十三夜は「後の月(のちのつき)」と呼ばれ、
十五夜の次に美しいとされています。

そんな十三夜ですが、一体いつが十三夜なんだろうと、思いますよね?
2022年は、10月8日(土)
ということで、もう終わってしまっていますが、、、。

来年2023年は、10月27日(金)
ということで、来年は忘れずに見てみてくださいませ。

十五夜は季節柄台風シーズンなので、月が見られないことが多いのですが、
十三夜の頃には、天候が安定するため「十三夜に曇りなし」という言葉もあるようです。

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十三夜の頃は、栗や豆の収穫期なので、
栗/豆名月」とも言われています。

夕食で旬の栗ごはんや豆料理を味わいつつ、
きれいな月を眺め、旬の食材に感謝してみるのも
よいかもしれませんね。

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いかがでしたでしょうか?

時代が進むにつれ、こういった風習は薄れていってしまうことが多いように思えますが、
時には季節ごとの風習を楽しんでみると、より一層季節を感じることができ、
当たり前の日常に、小さな彩りを添えることができるかもしれませんね。






今年もお餅の季節がやって来ました!
~とろーりチーズのミニトマト餅~


■材料

・ミニトマト (5~6個)
・ニンニク (1かけ)
・玉ねぎ (1/2玉)
・トマト缶 (1缶)
・とろけるチーズ (お好みの量)
・オリーブオイル (少々)
・塩 (小さじ1/2)
・砂糖 (小さじ1/2)


■作り方

① ミニトマトを軽く洗いヘタを取り、1/2に切りましょう。

② ニンニク/玉ねぎをざっくりみじん切りにします。

③ フライパンにオリーブオイルを適量たらし、ニンニク/玉ねぎをこげないように炒めましょう。

④ 玉ねぎが程よくきつね色になって来たら、
 フライパンにトマト缶を入れ、切ったミニトマトも入れます。

⑤ 塩/砂糖を入れ、とろみが出てくるまで弱火~中火で煮込みまます。
 (ケチャップを一回し程入れてもコクが出て美味しいですよ。)

⑥ 餅をオーブンで焼くか、深めの皿に餅が隠れる程度の水を入れ、レンジで加熱しましょう。
 ※レンジで加熱する場合
 →放っておくとすぐに餅が溶けてしまうので注意しましょう!

⑦ まだ餅が少し硬いかな?ぐらいの瞬間にレンジから取り出し、
 鍋に入れ、とろけるチーズを入れ、チーズがとろけたら完成です♪




さて、今回は限られた材料でお送りしましたが、
ベーコンやズッキーニ、エビなんて追加してもおいしくいただけますね。

ぜひ皆さんのオリジナルを追求してみてください!

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そんなこんなで、2022年はあっという間に
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ラスト2か月程となってしまいましたね~。
早いもので、来月末辺りになると、
あの有名な冬将軍様が今年もいらっしゃると思いますので、
本格的な冬がやって来る前に、
当園のミニトマトを食べていただき、
心身ともに万全な状態で冬を迎え撃ちましょう!

それではまた次回、お会いしましょう。



2022/09/27
皆さんこんにちは。
宮崎太陽農園 スタッフでございます。

早いもので、季節は9月下旬。
朝晩はすっかり涼しくなり、日によっては少し肌寒い日も多くなってきましたね。

年々季節の変わるスピードが、速くなってきている気がするのは気のせいでしょうか?
(春から夏、夏から冬、このあたりの速さが加速している気がします、、、。)

さて!そんな9月といえば皆さんは何を思い浮かべますでしょうか?
さんま、キノコ類、梨やブドウ、地域によっては新米の季節で、
さすが食欲の秋です。おいしいものが次々思い浮かびますね。

そんな今回はブドウにスポットを当ててお話をしていきたいと思います。


ブドウの歴史やブドウの栄養、
おいしいブドウの見分け方をご紹介いたします♪
そして、ブログの最後にはミニトマト&ブドウを使った栄養満点なレシピも
ご紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。




まず始めに、ブドウは、5000年以上も前にカスピ海の南側で栽培されていたという、人類の歴史上一番古いくだものなんです。
ちなみに、ブドウは今や世界でもっとも多く栽培されている果実なんだそうですよ。

そして時は流れ、日本でのブドウの歴史についてご紹介をいたします。
日本でのブドウの始まりは、2つの説があります。
1つは奈良時代頃、「行基」というお坊さんが現在の山梨県で修行していた際、
夢で「手にブドウを持った薬師如来様」が現れたそうな。
そこで木を彫り、夢で見た通りの薬師如来像を造ってみて、
それを現在の山梨県甲州市勝沼にある大善寺に置いたところ、
ある日突然、ブドウの木を発見したそうです。
これを薬草として育ててみたところ、村の人達にも広まり、本格的に栽培が始まったとする説
がまず1つ。

もう1つの説は鎌倉時代頃、勝沼に住む雨宮勘解由さんが、
山ぶどうとは異なる植物を発見しました。それを自宅に持ち帰って栽培を始めたとする説
です。
どちらのブドウも「甲州」という日本固有の品種で主に白ワイン用として現在でも栽培されています。
その後の調査で、「甲州」のルーツは中央アジアと東ヨーロッパの境界にある「カスピ海」で、
シルクロードを長い長い時間をかけて日本にたどり着いたことが分かっています。
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そんな深い歴史のある「ブドウ」ですが、
気になるブドウの栄養や効果についてもご紹介いたしましょう!

まず、ブドウの「皮」には、眼精疲労や活性酸素の除去に効果があるとされる「アントシアン」がたっぷり含まれています。
さらには、血液凝固を防ぎ、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、
心臓や脳を健康に保つのに役立つと言われています。

また、アントシアンは、果肉よりも「皮」や「種」に最も豊富に含まれていますので、
積極的に皮や種を摂取するといいそうですよ。

一方、デラウェアなどの赤ぶどうには、「レスベラトロール」という、強い発がん抑制作用を持つポリフェノールも含まれています。
レスベラトロールは、その抗酸化作用で肌の老化を防ぎ、
認知症予防にも効果的だと言われており、アンチエイジングに適した成分として注目を浴びています。

そして、ブドウは糖質が多く、ブドウ糖果糖がそれぞれ半分を占めています。
「糖質」と聞くと世の中ではあまり良いイメージがないようですが、
ブドウ糖は即効性のあるすぐれたエネルギー源となり疲労回復に役立つそうです。


、、、いかがですか?ブドウの栄養はなんてすばらしいのでしょうか。
恐らくこの記事を読んだ皆さんはブドウを買いにスーパーに急ぐと思われますが
少しお待ちください!

ここで1つ、おいしいブドウの見分け方をご紹介いたします♪
まず、新鮮なブドウの表面に白い粉のようなものが付いているのを見たことがありませんか?
あれは、熟した新鮮な果実に見られる物で、果実から自然に分泌されている天然物質(果粉(ブルーム))です。

果粉にはオレアノール酸、長鎖アルコールなどといった水に溶けにくい物質が含まれており、
果皮の表面に結晶化しているため果皮の表面が白く見えるという事なんだそうです。
実はこの物質は水をはじいたり、病気や乾燥などから果実を保護する働きがあると考えられています。
これには、ブドウ自体の水分を保護し新鮮さを保つ働きがあるので、この粉がまんべんなく付いているぶどうは鮮度が良い証拠です。
この粉はブドウを守ってくれていますので、食べる直前まで洗い流さずに置いておきましょう。
また、果粉は無害なので、食べていただいても大丈夫です。


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普段生活しているとあまり気にならないことも、
調べてみると、新しい発見ばかりで面白いですよね。

ここまでは、旬の食材「ブドウ」についてお話をしてきましたが、
ここからは、ミニトマトと、ブドウを使った栄養満点なレシピをご紹介いたします♪





野菜とくだもののハーモニー~ミニトマトとブドウのマリネ~


■材料
・ミニトマト
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・ブドウ
・レモン汁 大さじ3程度
(生のレモンより、市販のレモン汁がおすすめです。)
・オリーブオイル 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・塩コショウ 少々


■作り方

① ブドウは皮ごと食べられないものでしたら皮をむいておきましょう。

② ミニトマトはヘタを取り、1/2に切ります。

③ レモン汁・オリーブオイル・砂糖・塩コショウを、ボウルに入れよく混ぜておきます。

④ 液が混ざったら、ミニトマト・ブドウをボウルに入れ、
ラップをして、冷蔵庫で30~60分程度眠っていただきます。

⑤ ボウルから液ごとお皿に取り出し完成です♪






今回はミニトマト&ブドウ使いましたが、
野菜やおさかな等、材料だけ変えて同じ味付けで作っても
おいしくいただけますので、ぜひ色々な材料でお試しください♪


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さて、来月から10月になり、2022年もあっという間に
終盤となりますが、本格的な冬がやってくる前に
当園の栄養満点なミニトマトを食べていただき、
健康的に今年の冬を迎え撃ちましょう!

それではまた次回、お会いしましょう。




2022/08/26
皆さんこんにちは。宮崎太陽農園 スタッフです。

季節は8月になり、今年の夏も秋に向けてゆっくりと歩みを進めていますね~。
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そんな日本の「夏」といえば、皆さんは何を思い浮かべますでしょうか?
海、カブトムシ、風鈴、スイカ、夏野菜などなど。色々とありますね。

そんな今回は、「風鈴」にスポットを当てて
お話をしていきたいと思います!


そして最後には、ミニトマトを使った夏にピッタリの
サッパリレシピをご紹介いたしますので、
ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです♪





まず始めに、風鈴の基となった物が生まれた国はどこだと思いますか?
実はというと日本ではなく、中国から伝わったと言われています。

昔々、唐の時代の中国で、占風鐸(せんふうたく)という
「占い」があったそうです。
「風鐸」という青銅でできた鐘を吊るし、風の向きや音の鳴り方で
物事を占うもので、この当時は風鐸で政治判断などが行われていたそうです。

そして、仏教が日本に伝わる際、風鐸も一緒に日本に伝わったと言われています。

当時の日本では、強風は流行り病や邪気などの災いを運んでくると
考えられていました。
wind-chimes_5.png

しかし、風鐸の音が聞こえる範囲は「聖域」と考えられており、
災いから守ってくれるものとして
お寺の四隅に吊るされるようになった
のだそうです。

ちなみに当時の風鐸は青銅製だったので、
今の風鈴のようなチリンチリンとした音ではなく、
やや鈍く重い音だったと言われています。
(お寺で使われている少し大きな「おりん」みたいな音でしょうかね?)

平安時代に入ると、貴族が魔除けとして軒先に吊るしていたそうで、
「風鈴」という呼び方は、この頃からじわじわと使われるようになったと言われています。

そして、江戸時代に入ると、西洋の国と貿易を行っていた長崎から、
「ガラス」の文化が入って来ました。
次第にガラスの風鈴も作られるようになりましたが、当時ガラスの原材料はまだまだ貴重でした。
そのため、当時の風鈴は現在の価格にすると、200~300万円もしたと言われています。
(現代なら、ちょっといい新車買えますね、、、。)

そして時が進むにつれ、ガラスの価格が徐々に下がると、
風鈴は庶民にも手が届くものになり、家の縁側に吊るして楽しむようになりました。
また、風鈴が庶民の間で流行る以前では、
籠で鈴虫を飼って鳴き声を楽しむ習慣がありました。

夏の終わりから秋にかけて、鈴虫を飼う季節になると風鈴は仕舞われ、
季節の変わり目に、風鈴から鈴虫へと選手交代することから
「夏」=「風鈴」と、
風鈴は夏のもの。という考え方が広まったとも言われています。


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、、、いかがでしたでしょうか。
風鈴一つでも調べてみるとなかなか奥が深く面白いものですね。

現代では、風鈴の音は騒音としてとらえられてしまうことが多いらしく、
家庭で風鈴を楽しむことが少なくなっているとのことですね。
そのような現代だからこそ、風鈴を家の中につるしてインテリアとして
楽しんでみるのも、目で見て耳で聞いて季節を感じることができ、いいかもしれませんね。



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あつーい夏でもサッパリ食べれて栄養満点!!
~ミニトマトのだし浸し~



■材料
・ミニトマト お好みの量
・オクラ お好みの量
・水 400ml
・粉末和風だし 大さじ1
 ※白だし等を使用してもおいしくいただけます。
・しょうゆ 大さじ1
・酒 大さじ1
・塩 少々


■作り方

① 鍋に水/調味料を入れ、軽く煮立たせたらすぐに火を止めます。

② 粗熱が取れたら、タッパー等の容器に移します。

③ ミニトマトのヘタを取り、1/2に切ります。

④ 鍋でお湯を沸かし、オクラを入れ、軽く湯がいたら冷水に漬け水気をよく取っておきましょう。

⑤ だし汁にミニトマト/オクラを漬け込み、冷蔵庫で一晩寝かせたら完成です!



お皿に盛り、鰹節やカイワレ大根、刻みショウガなどをトッピングしたら
より一層おいしくいただけますね♪


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さて、8月ももうそろそろ終わりを迎え、2022年の夏は終盤です、、、。
夏の終わりはなぜだかさみしい気持ちになりますが、それどころではありません!
この季節の変わり目は、精神的にも身体的にもバランスが崩れやすいようです。
体調を崩さぬよう、当園のミニトマトを食べていただき、
秋に向け少しでも体調を整えていただければ幸いです♪

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それではまた次回、お会いしましょう。


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