皆さん、こんにちは。
宮崎太陽農園スタッフです。

2025年も今月で最後になりました。
月日が過ぎるのは早いですね…。
日もすっかり短くなってしまって、
明るいうちに買い出しをと考えていたのに、気が付いた時は辺り一面真っ暗ということも増えました。
今年は12月22日が冬至の日とされ、この日を境にだんだん日が延びていきます。
私は寒いのが苦手ですので、早く日が延びて暖かくなってほしいと切に願っております。

冬至といえば、ゆず湯の習慣がありますね。
今回はそんなゆず湯のお話です。



ゆず湯の習慣は銭湯の文化が生まれた江戸時代から始まったとされています。
冬至は陽が一番短いことから太陽の力が最も弱まる日とされ、
町灯りが少ない当時は不安に感じる者が多かったのです。
古来より強い香りは邪気を払うと考えられており、
銭湯にて強い香りを持つ旬のゆずを湯船に浮かべたのが
始まりとされています。

また、「冬至と湯治」、「ゆずと融通」といった
縁起担ぎの語呂合わせが江戸の民に受けたこともあり、
冬至にゆず湯が定着していったと考えられています。

実際、ゆず湯には様々な健康メリットが発見されています。
ゆずの皮にはヘスペリジン、リモネン、クエン酸や
ビタミンCといった成分が含まれています。
これらの成分が湯を通して肌に浸透し、
様々な恩恵をもたらしてくれます。

・ヘスペリジン→血行を促進して体を温め、冷え性を改善する働き
・リモネン→精油成分。いい香りによるリラックス効果
・クエン酸やビタミンC→風邪予防、肌荒れの改善効果

寒い冬の時期にぴったりの恩恵ですね。





ゆず湯に使ったゆず、皆様どうしていますか？
身体の汚れが溶け込んでいるうえ、お湯を吸ってぶよぶよになっているため、
食用にするのは止めた方がよいですね。
果肉がもったいないと感じられる方は事前に果肉を取り除いておき、
皮だけをゆず湯に使用するようにしましょう。

ゆずの果皮は再利用が可能です。
ゆずの果皮に含まれるリモネンやクエン酸には油汚れや
水垢を分解する性質があります。
ゆず皮で汚れをこするとよく落ちます。
年末大掃除のキッチンや浴槽の清掃に活用したいですね。

また、ゆずの果皮を乾燥させたものは
天然の虫除けになります。
小袋に包んでタンスに入れれば防虫剤として有効です。
他、消臭剤やガーデニングの肥料としても活用できるようですよ。

江戸から続く健康の知恵、ゆず湯。
一年頑張った自分の身体、ぜひゆず湯で労ってあげましょう。





今回紹介するレシピは、
「ミニトマトとゆずのぽかぽか茶碗蒸し」です。

■材料（2人分）

・ミニトマト　4個
・鶏もも肉　　50g
・かまぼこ　　2切れ
・ゆず皮　　　お好み
・卵　　　　　1個
・白だし　　　大さじ1
・みりん　　　小さじ1
・水　　　　　150cc


【作り方】

① ミニトマトは半分に切り、鶏もも肉は一口大に切る。
② 卵をボウルによく溶いたら、白だしとみりん、水を加えて混ぜる。
③ 卵液をざるで濾す。
④ 茶碗蒸しの容器に具材（ミニトマト、鶏もも肉、かまぼこ）を入れ、③の卵液を流し込み、
アルミホイルで蓋をする。
⑤ 鍋に布巾を敷き、茶碗蒸しの容器を乗せ、容器の半分まで水をはる。
⑥ 沸騰したら蓋をして弱火で10分ほど蒸す。（蒸し器がある人は蒸し器を使用してもよい）
⑦ 火を止めて10分ほど蒸らし、ゆず皮を乗せて完成！

他に三つ葉や銀杏など好きな具材を入れてもよいですね。





今回のブログも最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
それでは、また来年にお会いいたしましょう。
みなさま、よいお年を。